研究内容

導電性高分子によるソフトアクチュエータを駆動源としたマイクロポンプの特性

マイクロポンプは,MEMSデバイスの一つのコンポーネントとして重要視されており,?-TAS (Micro Total Analysis Systems)などの化学分析装置やインスリンやホルモン剤の投与などの医療機器として用いられている.これまでに,様々なデバイスを駆動減としたマイクロポンプが開発されているが,そのサイズが小さくなる一方で,部品点数は増大し,複雑な構造となる.さらには,その消費電力が大きくなることも問題視されている.そのため,よりシンプルな構造,また,エネルギ効率の高いマイクロポンプが要求されている.また,その実現のためには,シンプルなメカニズムにより,高精度・高効率で駆動するアクチュエータが必要となる.
導電性高分子は電気化学的な酸化・還元反応によりその電気伝導度が絶縁体から金属並みになることが知られている.その一方で,電気化学的酸化・還元反応により膨潤・収縮を行う(電解伸縮)ことが知られており,これを利用したソフトアクチュエータ,または人工筋肉として注目されている.導電性高分子によるソフトアクチュエータは薄いフィルム形状であるため小型,軽量である.さらには,高応答性,高耐久性,柔軟性,可塑性を有し,低駆動電圧で駆動可能である.さらには,空気中,水中だけでなく広範囲のpH領域の溶液中でも駆動することから,新機能性材料として注目されている.
本研究では,導電性高分子・ポリピロールにより,開閉運動を行うソフトアクチュエータを開発し,これを駆動源としたマイクロポンプを構築し,その基礎特性を明らかにすることを目的とする.

  • 前へ »
  • 次へ »
  • срочный займ на карту с плохой кредитной историей
    Copyright (c) 2018 Tanaka & Fuchiwaki Lab. All Rights Reserved.